この記事を読んでいるあなたは、
- サイト売買ってどういうもの?
- サイトストックの評判や口コミは?
- サイトストックのメリット・デメリットは?
上記のように考えているかもしれません。
今回は、そんなあなたに向けて「サイトストックの評判やメリット・デメリット」などをサイト売買経験者の私が解説します。
サイト売買サービスの比較
![]() ラッコM&A | ![]() ラッコマーケット | ![]() サイトマ | ![]() サイトキャッチャー | ![]() サイト売買Z | ![]() SiteStock | ![]() サイトレード | ![]() ウェルゲート | ![]() Flippa | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| おすすめ度 | |||||||||
| 特徴 | ・掲載数・成約数No.1 ・売却手数料無料 | ・5秒で売買できる ・購入手数料無料 | ・成約率90%超 ・手厚いサポート | ・国内初の サイト売買サービス | ・累計成約数20億円 | ・非公開案件多数 | ・専任担当制 | ・10億円以上の 成約実績あり | ・世界最大の サイト売買サービス |
| 案件掲載数 | |||||||||
| 成約率 | 50% | 85% | 90% | 60% | |||||
| 使いやすさ | |||||||||
| サポート | |||||||||
| 買主手数料 | 無料 | ||||||||
| 売主手数料 | 無料 | 一部無料 | |||||||
| 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
サイト売買とは
サイト売買とは、企業や個人が運営しているWEBサイトの売買をすることを指します。一種のM&Aに当たります。
売買対象となるWEBサイトには、ブログ、WEBメディア、ECサイトなどさまざまな種類があります。
売買金額が幅広いことも特徴の一つで、個人のブログサイトなどは数万円~数十万程度で売買されていますが、大規模サイトのサイトであれば数億円単位での売買されることもあります。
サイト売買の方法

サイト売買の方法としては、主に①事業譲渡 ②株式譲渡 ③吸収分割の3つの方法があります。
ただ、一般的には①事業譲渡により行われることが多いです。
事業譲渡では、譲渡サイトの事業の権利義務を移転します。
<譲渡対象となる主な権利義務>
- ドメイン
- サーバー
- コンテンツ内容
- 関連アカウント(アナリティクスなど)
他にもサイト運営に関わる人材や運営ノウハウなども権利譲渡の対象となることがあります。
サイト売買の目的やメリット
| サイト売買の目的・メリット | |
|---|---|
買い手 | 新規事業 事業の多角化 ノウハウの獲得 |
売り手 | 新規事業立ち上げ資金の確保 売却益 収益悪化サイトの処分 運営リソース不足 |
サイト売買の目的は様々ですが、買い手側の目的は事業の「成長」であることが多いです。売り手側の目的は、資金確保による事業の「成長」または不採算事業の「処分」であることが多いです。
サイトストックとは

サイトストック(SiteStock)とは、国内最大級のサイト売買プラットフォームです。
小型案件から企業M&Aの大型案件まで幅広い金額での取引が行われています。案件数は比較的多く、YoutubeやSNSアカウント、Amazonセラー、事業売買などの案件も取り扱っています。
現在コクヨが運営するコミュニティサイト「総務の森」のM&Aを手がけた実績があることでも有名です。
■サイトストックの概要
| サービス名 | SiteStock |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社サイトストック |
| サービス開始時期 | 2007年 |
| 案件登録数 | 累計4500件以上 |
| 案件相場 | 数十万円〜数千万円 |
| 案件種類 | WEBサイト、WEBサービス、ECサイト、ECアカウント、SNSアカウント、事業売買 |
| サイト無料査定 | あり |
| 着手金 | 無料 |
| 売主手数料 | <直接交渉プラン> 成約額の3%+税 (最低手数料55,000円) <仲介プラン> 成約額の10%+税 (仲介基本料11万円) |
| 買主手数料 | <直接交渉プラン> 成約額の3%+税 (最低手数料55,000円) <仲介プラン> 成約額の10%+税 (仲介基本料11万円) |
| サイト移行代行 | なし |
| リーガルサポート | なし |
サイトストックの料金体系
サイトストックでは、2つの交渉方法があります。
- 直接交渉プラン:サポートなし
- 仲介プラン:交渉の仲介サポートあり
直接交渉プランと仲介プランでは、サービス内容が違うため直接交渉の方が手数料は安く設定されています。
それぞれのプランごとの手数料を見ていきます。
直接交渉プラン
買主・売主双方手数料がかかりますが、手数料額は同じです。
| 掲載料 | 無料 |
| 着手金 | 無料 |
| 売買手数料 | 成約額の3%+税 (最低手数料55,000円) |
直接交渉プランでは、完全に個人間での売買になるため難易度が高くなる分、手数料は「成約額の3%」と安いです。
仲介プラン
| 掲載料 | 無料 |
| 着手金 | 無料 |
| 売買手数料 | 成約額の10%+税 (仲介基本料11万円) |
仲介プランの方が手数料は割高になりますが、サイト売買のプロからのアドバイスを受けることができ、売買のサポートも行ってくれます。
本当に売却したいのであれば、仲介プランをおすすめします。
他のサイト売買サービスの手数料比較
| サービス名 | 買主の手数料 | 売主の手数料 |
|---|---|---|
サイトストック![]() | <直接交渉プラン> 成約額の3%+税 (最低手数料55,000円) <仲介プラン> 成約額の10%+税 (仲介基本料11万円) | <直接交渉プラン> 成約額の3%+税 (最低手数料55,000円) <仲介プラン> 成約額の10%+税 (仲介基本料11万円) |
ラッコM&A![]() | 成約額の5% (最低55,000円/税込) | 無料 |
ラッコマーケット![]() | 無料 | 成約金額の20% ※掲載金額制限1〜50万円 |
サイトストックの売買手数料は高いわけではありませんが、サイト売買サービスの中には手数料が無料のところもあります。
例えば、サイト売買サービス業界No.1のラッコM&Aでは、売主の手数料が無料です。また、同じ運営会社が提供している小規模サイト向けのラッコマーケットでは買主手数料が無料です。
手数料をできるだけ抑えてサイト売買をしたい方はこの2社のどちらかをおすすめします。
サイトストックのメリット・特徴
- 取り扱っている案件の種類が多い
- 安心安全な取引環境
- 訳ありサイトの売買・サイト買取
2007年からの長期運営実績

サイトストックは、2007年から運営されてきた老舗のサイト売買サービスです。
- 登録会員数10,000件以上
- 成約件数2,000件以上
- 売却案件数4,500件以上
現在はサイト売買サービスも増えてきているため、以前ほどの勢いはないものの、今も数多くの案件が登録されています。
テレ東の経済番組「WBS」にも取り上げられるなどメディアへの露出もしているようです。
数千社とのネットワークがある

サイトストックは、IT系の上場企業からベンチャーのIT企業まで、数千社にわたるネットワークを保有しています。
また、ベンチャーキャピタルや証券会社とも強いネットワークを持っているため、案件が紹介されやすくスムーズな取引ができるのが大きなメリットです。
Amazonセラーアカウントの大型案件に強い

サイトストックは、1億円以上のAmazonセラー売却募集実績で国内No.1です。
実際、売却済み案件でも数千万単位で売れているAmazonセラーアカウントはいくつもあります。
他のサイト売買サービスでもAmazonセラーアカウントは売買できますが、サイトストックは大型案件に強みを持っています。
Amazonセラーアカウントの売買を検討している方は、選択肢の一つとしてサイトストックを検討する価値はあると思います。
日本でのアマゾン事業の売上は近年急拡大しており、2030年には15兆円の市場規模になるとも言われています。
それに伴い、Amazonセラーアカウントの売買も活発になってきています。
サイトストックのデメリット・注意点
- サポートが手厚くない
- 成約率が低い
初心者向けサポートが手厚くない
サイトストックは、初心者向けサポートがあまり手厚くありません。
理由は2つあります。
- サイト移行代行がない
- リーガルサポートがない
サイト移行がない
サイト売買で最もハードルになると言われているのが、「サイト移行作業」です。
サイト移行では、主にサーバーとドメインの移転を行いますが、知識がないと難しい作業になります。そのため、多くのサイト売買サービスでは。有料のサイト移行代行サービスが提供されています。
しかし、サイトストックではサイト移行代行は提供されていません。
個人で別業者のサイト移行代行に依頼することもできますが、トラブルを防ぐためにもサイト売買サービスにお願いしたいところです。
サイト移行手続きが一切不要のサイト売買サービスはこちら

リーガルサポートがない
サイトストックには、リーガルサポートがなく契約書を自身で作成する必要があります。
サイト売買を行うにあたって契約書の作成が必要です。契約書の雛形を使って作成することもできますが、素人が作ると後々トラブルに発展する可能性があります。
そのため、多くのサイト売買サービスでは弁護士が契約書作成を手伝ってくれるリーガルサポートがある場合が多いです。リーガルサポートを受けたいという方は以下のサイト売買サービスの利用をおすすめします。
手数料を安くリーガルサポートも受けたい→ラッコM&A
手厚いリーガルサポートを受けたい→サイトマ
成約率が低い
サイトストックは成約率を公開していませんが、過去の案件はすべて見ることができるので2024年の成約実績を調べてみました。
(非公開案件は覗きました。数字が間違っていた場合は報告をお願いします、速やかに訂正します。)
結果は以下のとおりです。
| 案件数 | 311件 |
| 成約数 | 13件 |
サイトストックの2024年の成約率は4.1%でした。
サイト売買の成約率は30〜50%と言われているので、サイトストックの成約率はかなり低いです。
成約率の低さは売主にとっては致命的なデメリットなので、サイト売却を検討されている方にはサイトストックはあまりおすすめできません。
成約率が低い理由の一つに、直接売買プランを選択している人が多いことが挙げられます。サイトストックは、サイト移行代行やリーガルサポートがないので、直接売買プランでは成約に至らないケースが多いと考えられます。
成約率を公開している他のサイト売買サービスを載せておきます。
| 成約率 | |
|---|---|
| サイトマ | 90% |
| ラッコマーケット | 85% |
| サイト売買Z | 60% |
| ラッコM&A | 50% |

サイトストックの口コミ・評判
サイトストックを実際に利用しているユーザーの口コミ・評判を集めました。
売却した方と購入した方のどちらの口コミも集めているので参考になれば幸いです。
サイトストックの良い評判
サイトストックの良い評判をXから抜粋。
ビジネスモデルのリサーチに使えるという評判やAmazonアカウント売却の依頼があったという投稿が見つかりました。
Amazonアカウントの売買に強いのは本当のようですね。
サイトストックとかに高額で売りに出てる比較的新しいYouTubeチャンネルとかを全力で特定して、そのチャンネルがどんな事やってるのかを分析。
— いがる@YouTubeトレンド速報1000名参加 (@i_ga_ru) January 16, 2022
「売却を目論んでるような猛者がどんなチャンネル運営方法をしてるのか調べる」っていうリサーチ方法が意外と有用だという事が分かった。収穫。
サイトストックさんから、
— リョウタ@絶賛育児中 (@ryotaBRD) November 13, 2021
amazonアカウントの売却依頼の連絡が来ました。
現状まだまだ売る気はないですし、
売るにしても、
もっともっと成長させてから
考えなくもない程度。
ただ、何より単なる個人に、
そんな連絡を頂けるようになれた事が
しみじみしますね。
サイトストックの悪い評判
サイトストックの悪い評判をXから抜粋。
猫系のYoutubeアカウントの売却案件が過去に軽く炎上していたようです。案件の審査が緩いようにも感じますが、サイト売買サービス自体の悪い評判は特に見つかりませんでした。
YouTubeチャンネルを猫ごと売却する胸糞悪い案件を見てしまった。毎月何百万も稼がせてもらっといて、最後には売り飛ばすんだもんな。コンテンツとしてしか猫を見てないんだろう。
— Z李 🇺🇦 NO WAR 🕊 (@ShinjukuSokai) March 1, 2023
仲介サイトのサイトストックも規約見直したりすればいいのに。猫ごとM&Aって頭大丈夫か? pic.twitter.com/Fw8WgVjzC8
サイトストックの売却事例
サイトストックの売却事例をブログサイト、Youtubeのゆっくり実況、amazonセラー事業の3つ紹介します。
- エンタメ系サイトの売却案件(600万円)
- Youtubeチャンネルの売却案件(60万円)
- amazonセラーアカウントの売却案件(5,500万円)
これらの案件は一例に過ぎませんが、なんとなくの相場感を掴んでいただけると思います。
1.観葉植物・フラワーに関するブログサイト
サイトストックの「ブログ」ジャンルでの売却案件は見つかりませんでした。代わりに現在交渉受付中のブログジャンルの案件を紹介します。
| 案件名 | 観葉植物・フラワーに関するブログサイト |
| 種別 | WEBサイト(ブログ) |
| カテゴリ | 暮らし・趣味 |
| 収益モデル | アフィリエイト広告 |
| 運営開始時期 | 2019年12月 |
| 月間利益 | 2.9万円 |
| 月間PV | 約10万PV |
| 売却価格 | 120万円 |
サイトストックに案件登録されているブログサイトは、数十万円〜数百万円の案件が多いです。ブログとなると大型案件もなく、売却が確認できたサイトはありませんでした。
ブログの売却・購入を検討されている方には、ラッコM&Aをおすすめします。
ラッコM&Aでは、数十万円〜200万円ほどのブログサイトが活発に取引されています。案件数も成約数も桁違いに多いので売れやすく、目当てのサイトも見つけやすいです。
2.日本の古代史解説のYoutubeアカウント
| 案件名 | 日本の古代史解説のYouTubeチャンネル |
| 種別 | Youtubeアカウント |
| カテゴリ | 教育・趣味 |
| 収益モデル | アフィリエイト広告 |
| 運営開始時期 | 2023年12月 |
| 売却時期 | 2024年3月 |
| 月間利益 | 約30万円 |
| 登録者数 | 約1万人 |
| 売却価格 | 250万円 |
サイトストックでは、ゆっくり実況などを中心にさまざまなYoutubeアカウントが案件登録されています。(売却が確認できたのはこの案件のみでした。)
この案件は、どのような形態で発信されているYoutubeアカウントかは不明ですが、属人性がない「ゆっくり実況」や「ずんだもん実況」である可能性が高いです。
運営者が全体の構成を決めて、シナリオライターと動画編集者に外注する仕組みで運営されているようです。
運営開始から4ヶ月という超短期で売却できています。利益は安定的に上がっており、外注先の引き継ぎも可能であることが評価されたと考えられます。
名3.Amazonセラー事業
| 案件名 | 商標取得済みのオリジナルブランド商品を扱うAmazonセラー事業 |
| 種別 | ECアカウント |
| カテゴリ | ショッピング |
| 収益モデル | 物販 |
| 運営開始時期 | 2023年7月 |
| 売却時期 | 2024年8月 |
| 月間売上 | 1,000万円 |
| 月間利益 | 120万円 |
| 月間PV数 | 10,000PV |
| 売却価格 | 5,500万円 |
サイトストックは、ECサイトやECアカウントの売買にも対応しています。
この案件では、オリジナルブランドを扱うAmazonセラー事業が5,500万円という高額価格で取引されています。他にも3000万円台で売却されていたAmazonセラー案件がありました。Amazonセラー案件には底堅い人気がありますね。
ただ、ここまでの高額取引が行われているサイト売買サービスは多くないので、サイトストックの専門家のサポートの良さが伺えます。
サイトストックのよくある質問
まとめ
今回はサイトストックの評判やメリット・デメリットなどについて解説しました。
少しでもこの記事が参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。











